リフォームのプランを検討していく中では、部屋のレイアウトや壁の位置、扉の位置だけではなく、照明のスイッチやコンセントの位置などもかなり重要な要素になります。
テレビのアンテナをどこから入れるのかとか、LANのジャックをどこに配置していくのかなども、実際に住むことを意識して決めていく必要があります。
部屋のレイアウトを考えて、テレビを配置する場所の背面にテレビのアンテナを入れておき、今どきであればLANのジャックも付けておくと便利です。
電話の引き込みをどこにするか、そして光ケーブルをどこに引き込むか。
このあたりを検討しておかないと後で苦労することになると思います。
後は地味に困るのがタオル掛けなど壁に取り付く何か。
絵を飾ったりしたい壁面があったら、そこにはちゃんと絵を飾れるようにピクチャーレールを付けておく必要があります。
というような感じで、部屋の配置が決まったからと言って、全てがOKになった訳ではありません。
細かい部分まで気を遣って考えていくことによって、住んでいて便利で使いやすい家が出来上がるのではないかと思います。
壁に取り付ける何かを先に検討しておくのは、ある程度の重さを持つものを壁に取り付けるには、事前に準備をしていく必要があるからです。
例えば壁が仕上がった後でその壁に対して絵をビスで留めたいと思っても、実際にやってみると分かりますが出来ないんです。
壁を構成する部材は、木の下地に「石膏ボード」と呼ばれるいたをビスで留めていく、というような構成になる場合が多いです。
場合によっては木の下地ではなく「LGS」と呼ばれる0.8mmの軽量鉄骨で作られた下地を採用する場合もありますけど、それでも表層に貼るのは石膏ボードです。
石膏ボードは不燃性能や耐久力、加工性や価格などを考えると非常に重宝する建材ですが、名前の通り石膏で出来ていてビスや釘などが効かないんです。
もちろん後からビスでや釘を打つことは出来ますけど、開けた穴のまわりが柔らかくなってしまいすぐにぐらぐらになってしまいます。
なので、壁面に棚とかタオル掛けなどを配置しようと考えた場合は、石膏ボードの裏にベニヤ板を仕込んでおく必要があるんです。
ベニヤ板は要するに木の板ですからビスや釘は問題なく打つことが出来て、しっかりと固定することが可能です。
しかしベニヤを入れるのは石膏ボードの裏になるので、石膏ボードを貼ってしかもクロスなどで仕上げてしまった後で「やっぱりタオル掛けをここに」というのが難しいんです。
難しいと言うか、どうしてもそこに付けたかったら、石膏ボードでも効くアンカーを採用するか、一度石膏ボードを剥がして裏にベニヤを仕込むしかありません。
要するに工事が後戻りしてしまうので、スケジュールがずれてしまうし、お金も余分に掛かるようになってしまいます。
そういった状況にならないようにするため、事前に図面で検討を進めていく訳ですから、そのあたりはしっかりと事前に考えておきましょう。
私の場合は、トイレの中にタオル掛けを配置したまでは良かったんですけど、洗面台の横にタオル掛けの配置をし忘れました。
出来上がった時に「そういえば…」となりましたが、その時には既にクロスが施工されていた状態なので、そこからクロスを剥がして下地を入れるというのはかなり厳しいものがありました。
結局は石膏ボードでも効くアンカーを採用することで何とかなりましたが、地味に結構苦労した場所という感じになってしまいました。
事前に図面で検討出来ていれば全然問題ない部分だったんですけど、これはまさに図面での検討不足という感じでした。






