どの部屋を優先するか…

リフォーム業者さんとの打合せを進めていく前に、まず施主としての要望をしっかりと明確にしておくことが何よりも重要になります。
そこがぶれていると、打合せをする度に方針が変わってしまうので、なかなか先に進んで行かない状態になってしまいます。

そうなるとお互い時間が勿体ないという状態になってしまい、施主にとってもリフォーム業者さんにとってもメリットがありません。
もちろんそうならないように、プロであるリフォーム業者さんの担当者がしっかりとコントロールしてくれるとは思いますが…

まずは家族の要望をしっかりと取りまとめておくことの重要性は変わりはありません。

前回も少し取り上げましたが、リフォームをするということはつまり、既に決められた住戸があって面積なども決まっている状態になります。
その決まっている面積を考慮しないでプランを検討しても意味がないので、まずは決められた条件の中で何を優先するかを決めておくと良いです。

どの部屋を優先するか…

例えば家族がいつも居る場所になるリビングを広く取るとか、寝室は寝るだけになるのでベッドが入るスペースが確保出来れば良いとか。
そうした優先順位を決めておかないと、最初に検討した部屋が一番広くて立派になる、みたいなアンバランスな状態になってしまいます。

それではきっと住む方は満足しないので、家族として何を優先すべきなのかをよく考えておくことが重要ではないかと思います。
もちろん最重要項目がコストであっても良いです。

そうなると採用する仕上材や機器などのグレードを下げて検討していくことになりますが、優先順位が明確になっていればそうした作業も苦ではないはずです。
むしろコストを削ることが出来て嬉しいという気持ちになるかも知れません。

しかし優先順位が明確になっていない状況では、お金がないからシステムキッチンのグレードを下げるという選択をするのはあまり嬉しくありません。
システムキッチンのグレードも高くして、だけど全体のコストは下げたい、という気持ちは分かりますけど、それを基本方針とすることは出来ないんですよね。

私の場合は、こうして情報を発信する作業があるので、どうしても私の部屋が欲しかった。
これは私個人の要望としてあって、だけど家族のことを考えるとやっぱりリビングを広く取りたかったし、リビングがキッチンから見える状態にしたかった。

そうなるとリビングとキッチンの配置が最優先になって、その後で色々とプランを調整して自分の部屋を何とか確保するという順番でした。
ただし私の部屋については優先順位が高くなかったので、最終的には色々な要素に押されてしまいかなり狭くなってしまいました。

でもその部屋で今この文章を書いている訳で、狭くてもかなり快適に使うことが出来ています。
コスト的にも私の部屋を追加するくらいならば、壁の数量が少し増えたことと、建具の数量が1個増えるだけで済みます。

これは早い段階で家族に「リフォームしたら自分の部屋を狭くても良いので作りたい」と言っていたことで実現しました。
この要望を工事が始まった後でするのは大変で、一度造った壁を壊してもう一度作り直すなどの無駄が発生する可能性が高くなってしまいます。

それは結局コストに跳ね返ってくるので、出来上がりがそんなに変わらないにも関わらず、それに対する工事金額の増え方が大きくなってしまい…
結局はリフォーム工事全般に対する満足度が低くなってしまうはずです。

そうならないためにも工事が始まる前の段階でしっかりと要望を出し切っておく、という準備が非常に重要なんです。